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よくある質問

ブロック積み

回答一覧

  • Q1. コンクリートブロック(CB)とは?

    A1. コンクリートを型に入れて作った建築・土木資材で、その種類・品質はJIS規格で定められています。
    低単価で使い勝手がよいことから、主にブロック塀や土留め(どどめ)に使用されることが多いブロックです。
    その他、塗り壁(左官仕上げ)やタイル仕上げの壁を作る際の下地としても使用されます。

    コンクリートブロックには、ブロック塀のアクセント(デザイン)や風通しのための透かしコンクリートブロックや、ブロック塀の一番上に置く、塀の保護・防水用のかさ木ブロックなどがあります。

    昨今ではブロックの表面を加工した化粧コンクリートブロック、駐車スペースや玄関アプローチなどで使用されるインターロッキングコンクリートブロックなど種類も豊富になって様々な場所で使われる様になってきました。

  • Q2. ブロック塀とは

    A2. ブロック塀とは、コンクリートブロックで造られた塀で、正式名称は「補強コンクリート造のブロック塀」といいます。第二次世界大戦後から造られるようになりました。
    鉄筋コンクリート造の基礎の上にモルタルを充填しながらコンクリートブロックを積み、内部には縦横方向に鉄筋を入れ補強します。

  • Q3. 化粧ブロックとは

    A3. コンクリートブロックの一種で、ブロックの表面にあらかじめ模様の入った商品を指します。
    境界にブロック塀を設置すると無機質な印象を与えてしまいがちですが、化粧ブロックを使用することで仕上げ作業が必要なくなるため、工期が短くてもおしゃれなブロック塀を設置することが可能です。
    ブロック塀以外にも、華やかな印象があるため玄関周りのアプローチや花壇にも使用されます。

  • Q4. 透かしブロックとは

    A4. ブロック塀の風通しのために造られたコンクリートブロックです。
    長々と続く塀にアクセントを付ける意匠的な意味あいもありますが、多くの透かしブロックは、鉄筋が入れられないため、これを連続して並べたり多用すると、ブロック塀の強度が落ちるため注意が必要です。

  • Q5. かさ木ブロックとは

    A5. ブロック塀の一番上におくコンクリートブロックで、防水と装飾的な役割があります。
    ブロック塀本体に雨水などが入るのを防ぎ、ブロックや鉄筋を保護することでブロック塀を長持ちさせます。

  • Q6. 控え壁とは

    A6. 控え壁(ひかえかべ)/バットレス(buttress)とは、ブロック塀が風や台風・地震などで倒れない様に主壁と垂直方向に突き出した形で作られる補強用の壁です。

  • Q7. 組積(そせき)とは?

    A7. ブロック積みのことを組積(そせき)といいます。コンクリートブロックの間にモルタルを詰めて積み重ねていきます。

  • Q8. 充填モルタルとは

    A8. 充填モルタルとは、コンクリートブロックの空洞部に入れられるモルタルで、ブロック塀を一体とするため、また鉄筋の錆びなどを防ぐ役割があります。

  • Q9. 目地モルタルとは

    A9. 目地モルタルとは、ブロックを組積みする際の継ぎ目に使用するもので、隙間なく埋めることでブロック塀を一体とし積み上がったブロックが1枚の壁として強度を発揮します。

  • Q10. ブロック塀の耐用年数は?

    A10. ブロック塀の耐用年数は10年から長くて20年といわれています。

    常に過酷な環境(地震や強風、雨水や紫外線、自動車の排ガス、トラックや電車が通過する振動など)に晒されているため、10年以上経過すればブロックの汚れ、ヒビ割れ、表面の剥がれが目に付くようになります。

    ブロックのヒビ割れ、表面の剥がれを放置すると、そこから雨水が侵入しブロック塀の補強のために入れられた鉄筋が錆び、強度の低下につながってしまいます。

    ブロック塀の寿命は、この鉄筋の寿命と考えてもいいと思います。

  • Q11. ブロック塀は地震の時に危険?

    A11. 平成28年の熊本地震では、2度に渡り震度7の揺れを観測し、また100回以上の震度4以上の揺れも記録しています。この地震の影響で多くのブロック塀が倒壊しました。倒壊したブロック塀はそれ自体が人を傷つけることもありますし、倒れた塀が道を塞ぐことで被災者の避難や救助活動の妨げにもなりました。
    平成23年の東日本大震災、平成7年の阪神・淡路大震災、昭和53年の宮城県沖地震などでもブロック塀の倒壊による被害が報告されています。

    正しい(建築基準法に沿った)ブロック塀
    ブロック塀は目に見えない基礎が大切です。基礎の厚みや地中に入る深さが規定どおりであり、縦横に這わせる鉄筋の太さや間隔が適切であれば、地震に対しても安全です。阪神・淡路大地震の揺れでも安全です。

    逆に言えば、見た目がきれいでも必要な基礎が小さかったり鉄筋の配筋が規定どおりでなかったら、倒れやすいという事です。
    ※震災などで倒壊したブロック塀は、明らかに鉄筋の配筋がされていなかったり適切でない構造の物が多く目に付きました。

    一昔前に積まれたブロック塀(中に鉄筋が入っていない可能性があります。)や見た目にも劣化が進んだブロック塀には注意が必要です。

    日本は地震大国です。自治体によっては危険なブロック塀の除去、それに変わる塀の新設には補助金も出して対策に乗り出しています。

     ▼-外部リンクの紹介-▼
     ブロック塀の診断カルテ  (一般社団法人)全国建築コンクリートブロック工業会
     防災まちづくり推進事業について  京都市
     南海トラフ巨大地震について  京都市

  • Q12. ブロック塀解体をする際の補助金・助成金はありますか?

    A12. 自治体により異なりますが、工事前に申請を行うことで、ブロック塀の解体・撤去にかかる費用の一部が助成されることがあります。

    注意:全てのブロック塀が適用対象ではありません
    例)高さが1mを超える場合。倒壊の危険性がある。その他ブロック塀が通学路に面している。など

    各自治体のHPなどで確認されることをオススメします

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